きづかい

和室があることが当たり前だった時代。意識的に、無意識に、無垢の木材を見て、触れて、感じたはずです。

 

今はどうでしょうか。和室が消えているどころか、住宅に木材が使用されていることを知らない子どもたちがいます。昔あったはずの木と親しい関係が薄くなっています。

 

しかし、木材の文化、魅力はすでに生活の中にいろんな形で取り入られているはずです。それを人々は忘れてしまっている、あるいは気づいてこなかったのが今に至っていると思います。

木は、暖かみ、やさしさ、香り、安心、安全、経年変化という特長を持っています。リラックス効果があり、心がやすらいで落ち着きます。地球へのやさしさも。

 

不思議ですね。子どもは無垢の木でつくられた積み木で飽きずにずっと遊んでいます。無垢の木は確かにずっと見ていても飽きません。それだけ人に合う素材だと思います。そして、光と風、自然のものがとてもよく似合うと思っています。心地よさを感じられる暮らしと住まいのためにぜひ取り入れてほしいものです。

 

木は経年変化することで、その風合いを楽しむことができます。このことから私は経年美化という言葉を使います。木材自体が傷んだおかげで趣きがある空間になったり、周りの雰囲気と合っていたり、自分の成長と照らし合わせてみたり。無垢の木だからできることだと思います。

 

また、DIYで自ら補修・新調できるものです。数年ごとに手を加えていく。この作業自体を楽しむ人も多くいます。庭のグリーンや風、小鳥のさえずり、近くを通る車の音などをBGMにして、ウッドデッキに腰かけて補修・新調するための木材を手に取りながらペンキを塗る。子どもや妻のために何か木工してみる。これが心地よくなって趣味になったり、リラックスできる時間の過ごし方になったりします。

 

自然素材を住まいに生かすビルダーが増えてきていますが、私たち木材に携わってきた人間だから提案できるものがあります。現代に合ったカタチで、すべての世代に無垢の木を感じてもらいたい。木材をみなさんに再定義する思いがここにあります。

 

また、心を豊かにするためには住まいも安心・安全で機能的でなければと考えます。「木とふれあう暮らし」のほか、「健康快適省エネな住まい」も両立させることで、心も身体もストレスなく暮らせるのではないでしょうか。住まいの中の不安、不快、不便、不潔、不自由…「不」がつくことを解消する方法(エコリノベーション)をご提案できればと考えます。

 

そして、私たちは今、住まいの断熱性・気密性に焦点を当てています。「暑い」、「寒い」、「結露する」。この3つに思い当たることはありませんか。断熱・気密がしっかりしていないとこれらを目の当たりにします。身体にも悪影響が出ます。特に、岩手は寒冷地です。断熱性能が低い家、特に無断熱の場合、ヒートショックのリスクが非常に高いです。冬場、洗面脱衣で裸になったとき、トイレに行くために布団から出たとき、かなりの寒さを感じるはずです。急激な温度差は身体に与えるダメージが大きく、最悪の場合、死に至ってしまうことも。
ヒートショック撲滅のために、私たちは断熱材のうち硬質ウレタンフォームであるアクアフォームの施工販売をスタートさせました。アクアフォームは「健康快適省エネな住まい」に変えるための大きな役割を果たします。施工が短期間で完了することに加え、優れた断熱・気密性を確保します。

有限会社阿部製材所 代表取締役社長 阿部高志
きづかいは、新しいカタチで木と人とのステキな関係づくりへのアプローチをおこなっています。
それは、誰でも木とふれあえる場所や機会をもっと創り出したいから。
木と人との新しい関係づくり、きづかいの挑戦にみなさんもぜひ参加してみませんか?