きづかい通信

2016-01-21
入浴中に溺死
テーマ:アクアフォーム

おはようございます。

スラックスをはくときでも作業ズボンをはくときでも、冬場はすっかりレギンスを離せなくなった阿部です。

 

さて、昨日興味深いニュースが流れていました。

 

一昨年、家庭で入浴中に溺死した人がおよそ5,000人に上るとのこと。そのうち9割が高齢者ということ。これはあくまでも溺死された方の人数で、病気や事故を含めると、入浴中の事故死は年間1万9,000人以上と言われています。

 

消費者庁によれば、冬場の入浴中に事故が多発していて、急激な温度変化で血圧が大きく変動して失神し、浴槽で溺れるなどのケースがあると。

 

まさに、ヒートショックのことを指しています。

 

暖かい部屋から寒い洗面脱衣室に向かい、そこで裸になる。すでに身体はプルプル震えちゃいます。そして、寒い浴室へそのまま突入。身体を洗うなど一通り済ませて温かい浴槽へ。あー、気持ちいいー。生き返るー!

 

これ、ホントにシャレになりません。「寒い」から「温かい」へ。洗面脱衣室や浴室、部屋の温度は一桁台ですよね。そこから40度超えのお湯の中へ。

 

身体のダメージ、血圧の乱高下を考えると、やはり怖いです。

 

安全な入浴方法の目安は「41度以下で10分未満」とされているそうですが、お風呂大好きな人が多い日本。熱いお風呂が大好き、長風呂大好き。私の周りにもこういうタイプは少なくありません。あなたはどういうタイプでしょうか。

 

改善策としては、洗面脱衣室や浴室の断熱リフォーム、それぞれに暖房機等の設置などが考えられます。

 

ここまで来るとお分かりの通り、最悪死に至ることですから、寒冷地にお住いの方々はもちろん、無断熱・低断熱のお住いの方々もこのようなリスクがあることをしっかり理解していただければと思います。